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連載企画

世界の"世界遺産"から

第95回 地球の歴史を感じるモロッコの大地 2017年10月20日

しばらくイギリスのお話が続いたが、今回は今ひとたび、モロッコへと戻りたい。目指すのは以前ご紹介したマラケシュからアトラス山脈を越えた向こう側、サハラへと続く南のエリアである。 (さらに…)

第94回 イギリス湖水地方はピーターラビットからの贈り物-その2 2017年9月19日

前回から引き続き、2017年に世界遺産登録となったイギリスの湖水地方とピーターラビットの関わりについて語らせていただきたい。 (さらに…)

第93回 イギリス湖水地方はピーターラビットからの贈り物-その1 2017年8月23日

去る7月にポーランドで開催された第41回世界遺産委員会で、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が登録された。 (さらに…)

第92回 クミンとミントが香るマラケシュ旧市街 2017年6月20日

今年も半分が過ぎようとしているが、気がつけばやはり、旅ばかり。地元よりも、青森をはじめとする各地の居酒屋に足繁く通う状況になっている。 (さらに…)

第91回 シルクロードの旅人に思いをよせて。 2017年5月16日

これまで何度も記してきたが、わたくしが旅先でもっとも幸せにひたるのは、妄想を重ねるひとときである。 (さらに…)

第90回 ご存じですか、ビートルズの故郷は世界遺産なんです! 2017年3月20日

イギリスのリヴァプールへ行ってきました……と聞けばおそらく、多くの人がビートルズを思い浮かべることだろう。 (さらに…)

第89回 ヴェルサイユ宮殿の最後の主に、もっと光を! 2017年2月24日

ワケあってここしばらく、フランス革命について猛烈に勉強しなおしている。 (さらに…)

第88回 貴重な生物と美酒待つ奄美大島へ。 2017年1月24日

雪のない正月から一転、大寒波襲来を受けて青森県内は真っ白に染まったようだ。というわけで今回は、心ばかりながら温もりある旅の記憶をお届けしたい。鹿児島県奄美大島である。 (さらに…)

第87回 旅は遮光器土偶とともに。 2016年12月22日

ふと気になって今年のフライト数をチェックしてみたら、70回も飛行機に乗っていた。新幹線での移動を加えたら、おそらく100回以上。すなわち、50回は旅に出ていることになる。夜の東京パトロールがなかなかできず、なじみの飲み屋さんに不義理を重ねている切ない状況もいたしかたあるまい。 (さらに…)

第86回 古代の都は現代の癒やしの地……。 2016年11月22日

京都とならぶ、日本の世界遺産密集地帯の奈良では現在、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」が暫定リストに記載されて未来の登録を目指している。 (さらに…)

第85回 リビアのあの世界遺産は今……。 2016年10月27日

2016年7月、トルコのイスタンブールで開催された第40回世界遺産委員会で「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」ほか21件の資産があらたに世界遺産として登録されたが、同時に危険遺産リストも追加となった。 (さらに…)

第84回 世界遺産的お宝集結。大英博物館のすごさとは?! 2016年9月29日

前々回、前回に引き続き、イギリスのお話を。というのも、この星に点在する世界遺産群のかけらが集結、といっても過言ではない場所があるから。1759年開館の大英博物館だ。 (さらに…)

第83回 世界遺産の真ん中で旨しビールを飲む 2016年8月23日

前回、イギリスのストーンヘンジをご紹介したが、そこから30kmほど離れた場所にあるエーヴベリーの環状列石もまた、皆さまのお心に留め置いていただきたい世界遺産である。 (さらに…)

第82回 大地に埋もれたままのイギリスの環状遺跡 2016年7月25日

大方の予想を覆し、イギリスのEU離脱が決定となった。実は昨年、彼の地の世界遺産関連で発見があったのだが、歴史的な転換期を迎えるなか、関係者以外は記憶が薄れてしまったかもしれない。 (さらに…)

第81回 佐渡でふれた黄金色の夢の名残 2016年6月29日

2015年に長崎の軍艦島や鹿児島の旧集成館ほか、8県にまたがる施設、史跡が「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されたのは記憶に新しいが、暫定リスト記載のなかにはもう1件、近代産業に関わる資産があるのをご存知だろうか。 (さらに…)

第80回 久し振りに上野に行ってみませんか。 2016年6月1日

タイトルの「久し振り」が通じるのは、おそらく40歳前後から上の方々ではないだろうか。若い世代では今や、上野駅に行ったことがない人もいそうな気がする。 (さらに…)

第79回 煙なたびく桜島とともにある鹿児島の世界遺産 2016年3月26日

青森県をひっくり返すと、鹿児島県の形になる。数年前に共同で行われたイベントの際に知った“事実”は、りんごとさつまいもを合わせたパイの旨さとともに衝撃的だった。 (さらに…)

第78回 ブルゴーニュのワインと青森の酒もテロワールが育てる。 2016年3月4日

「テロワール」。ワインにさほど詳しくなくても、その言葉を耳にしたことがあるかと思う。 (さらに…)

第77回 007が案内するスリリングなイギリス世界遺産 2016年1月22日

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、はたまたお子さんと一緒に「妖怪ウォッチ」。この年末年始、映画館に足を運ばれた方は多いのではないだろうか。 (さらに…)

第76回 何度歩いても発見ありの白神山地 2015年12月22日

春夏秋冬、これまで10回近く青森県の世界遺産・白神山地を歩いている。 (さらに…)

第75回 富岡製糸場で工女たちの笑顔に思いを馳せる 2015年11月30日

群馬県の富岡製糸場が2014年に世界遺産登録となったのは、まだ皆さまの記憶に新しいことと思う。 (さらに…)

第74回 バルタン星人もかなわないモンゴルの秘技 2015年10月29日

前回に引き続き、モンゴルのお話を……。ユネスコの無形文化遺産には、ゲルの暮らしに加えて「モンゴルの伝統芸術のホーミー」「モリンホール(馬頭琴)の伝統音楽」も登録されている。 (さらに…)

第73回 茶の間を懐かしく思うモンゴルのゲルでの暮らし 2015年9月25日

最近、相撲のチケットが以前よりも取りにくくくなっているそうだ。実際、「久々に相撲を見てきた」という話を頻繁に聞く。 (さらに…)

第72回 グラバー氏は世界遺産登録の立役者! 2015年9月11日

三菱重工業長崎造船所ほか8県にまたがる施設、史跡が、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された。 (さらに…)

第71回 文化遺産で占う運命はいかに? 2015年7月27日

アルコール飲料が欲しい。日本でそう思ったら、たとえ夜中でも早朝でも応えてくれる場所がある。 (さらに…)

第70回 オスマン朝に圧倒されたトプカプ宮殿 2015年6月23日

前回に引き続き、トルコのお話をば。 (さらに…)

第69回 トルコ・イスタンブールにて衝撃の大発見?! 2015年5月21日

わたくしの呑み仲間に、竪穴式スタイルの家を建ててしまったほどの縄文好きがおり、酒が入るとうっとりした表情で縄文愛を語る。 (さらに…)

第68回 沖縄の世界遺産はサァ…… 2015年3月24日

前回に引き続き、沖縄のお話を。 (さらに…)

第67回 沖縄の世界遺産で出会った「なにか」 2015年2月26日

沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連資産群」を巡ったのは、10年前のこと。 (さらに…)

第66回 萩の町で幕末の志士たちの存在をリアルに体感 2015年1月27日

吉田松陰の妹、文を主人公にした大河ドラマ「花燃ゆ」がスタートした。舞台の中心となるのは、山口県萩市。 (さらに…)

第65回 世界遺産登録を願い遮光器土偶が各地を視察!? 2014年12月16日

7件の登録資産と、暫定リスト記載を含めた5件の候補。今年もあちらこちらへと放浪しながら、世界遺産コレクションの充実に努めてきたが、その旅のすべてにつきあってくれた人がいる。 (さらに…)

第64回 神々とともにあるバリ島の世界遺産。その2 2014年11月25日

年末が近くなり、朝、夕の冷え込みが厳しくなるなか、熱帯に逃避したい気持ちが増す今日この頃。 (さらに…)

第63回 死海を未来の世界遺産に! 2014年10月23日

少々重めの話が続いてしまったが、イスラエルの旅には心浮き立つ楽しみが決して少なくない。 (さらに…)

第62回 世界遺産を通して垣間見るイスラエルの過去と今 その2 2014年9月29日

「乳と蜜が流れる」。イスラエルで食事のたびに胸をよぎるのは、聖書の一文である。 (さらに…)

第61回 世界遺産を通して垣間見るイスラエルの過去と今 その1 2014年8月19日

この原稿を書いている8月中旬現在、イスラエルとパレスチナ自治区ガザとの戦闘は、まったくおさまる様子が見えない。 (さらに…)

第60回 長崎の教会群、世界遺産登録へ前進! 2014年7月28日

前回に引き続きバリ島のお話をと思ったのだが、嬉しいニュースが飛び込んできた(バリは再訪の予感ありなので、未来にまたあらためて)。 (さらに…)

第59回 神々とともにあるバリ島の世界遺産。 2014年6月25日

この星に数ある世界遺産に決して優劣はないものの、感動のもたらし方は多様である。 (さらに…)

第58回 光輝く黄金よりも素晴らしきものは……。 2014年5月23日

前回に引き続き、カナダ・ユーコン準州のお話を……。 (さらに…)

第57回 夜空を舞うオーロラは世界遺産ならぬ宇宙遺産! 2014年3月31日

プラネタリウムやテレビで何度も見ているし……と少々油断していたのかもしれない。 (さらに…)

第56回 彦根城下にて井伊直弼を偲ぶ その2 2014年2月27日

前回に続き、世界遺産候補「彦根城」の15代目の主だった井伊直弼について、少々語らせていただきたい。 (さらに…)

第55回 彦根城下にて井伊直弼を偲ぶ その1 2014年1月30日

京都をはじめ歴史妄想を楽しめる場所は日本各地に多々残るが、なかでも個人的に気に入っているのが琵琶湖周辺である。 (さらに…)

第54回 世界遺産の“和食”を召し上がれ。 その2 2013年12月26日

正式に登録が決定いたしましたね。いやあ、めでたい、めでたい。 (さらに…)

第53回 世界遺産の“和食”を召し上がれ。 その1 2013年11月27日

以前、縄文風の潮汁なるものを料理研究家の先生に作っていただいたことがある。 (さらに…)

第52回 ヴェルサイユで見た、甘美な夢。 その2 2013年10月25日

妄想天国ヴェルサイユ宮殿の礎は、1624年に建てられた猟館。 (さらに…)

第51回 ヴェルサイユで見た、甘美な夢。 その1 2013年9月26日

ナポレオンの生涯、帝政ロシアの激動、ポーランド分割の悲劇。西洋史における知識の多くをわたくしが得たのは、間違いなく池田理代子先生の作品である。 (さらに…)

第50回 ああ、オーパーツは永遠の憧れなり 2013年8月29日

1700万ものダウンロードを達成したパズドラ(ご存知ですか、大人気のスマホのゲームです)に、はまりまくりの夏の日々である。 (さらに…)

第49回 あんまり暑いので特別編~敦煌の世界遺産級スイカ 2013年7月24日

ここのところ頻繁に青森へと帰る機会に恵まれているが、日によっては東京と比べ、気温差10度近くということも。 (さらに…)

第48回 インドの風に吹かれ心、縄文の頃へ 2013年6月26日

タージ・マハルが建つアーグラーの町から車で30分ほど、約40キロの距離に位置するのが、インドの世界遺産のひとつ、16世紀の都ファテーブル・シークリーである。とはいえ、初めて名前を聞くという方も多いのではないか。かく言うわたくしも、タージ・マハールへの行き方を調べていて初めてその存在を知った。それもそのはず、都として賑わったのは1574年~1588年のわずか14年間だけだったのだから。

遷都を命じたのは、ムガル帝国3代皇帝アクバル。なかなか後継者に恵まれずにいたが、とある聖者に相談したところ、世継ぎの誕生を予言され、実際、その言葉通りに。というわけでアクバルは、アーグラーから聖者の住む場所に都を移したのだそうだ。で、一説によれば、例年以上の酷暑と水不足が続いたため、再びアーグラーに戻っちゃったのだとか。引っ越しのたびに敷金礼金でひいこら言っている身としては、なんとも羨ましいお話。

ダイナミックなお金の使い方はさておき、アクバルという人はインドに根づいていたヒンドゥ教文化を駆逐することなく、自らが信仰するイスラム教との融合を目指したのが評価されている。このファテーブル・シークリーの建物も、イスラム色とヒンドゥ色がともにほんのり香る、不思議な魅力があった。それとともにもっとも印象的だったのは、吹く風のやさしさ。そのまま寝転がって、お昼寝したいくらい気持ち良かったのである。タージ・マハルもそうだったが、宮殿をはじめかつての為政者が選んだ場所はいずこも、実にいい風が吹いていたのが忘れがたい。煌びやかな宝石同様、インドにおいて風はなににも代えがたい宝だったのではないか。などと妄想しながら、縄文時代に思いが飛ぶ。というのも実は旅の前に、全国各地の縄文遺跡をまわっている方から、たいそう興味深い話を聞いていたがゆえ。

縄文遺跡があるのは確実に、日当たりが良く、川に近いが増水のおそれがないエリア。周辺を歩けば、なるほど! と、場所を決めた縄文人たちと気持ちが重なるという。高級住宅街も少なくない。たとえば東京なら、あの田園調布にも縄文の名残があるのだ。1000年経っても、1万年経っても、人間が心地よさを覚える場所というのは、そうそう変わらないのでしょうねえ。となれば九州をはじめ南のエリアでは、インド同様に涼しい風が貴重だったのかも。三内丸山をはじめ、北はどうだったのだろうか。いずれにしても、各地の縄文遺跡で一升瓶を空け、そのまま眠りこけたならばきっと、心地良い風のなかですてきな夢が見られそう。今度三内丸山でこっそり試してみようかしらん。

とびっきり心地良い風が通り抜けたパンチ・マハルは遊技場だったとも。
写真:松隈直樹

謁見のための建物とされる、ディーワーネ・ハース。
写真:松隈直樹

ディーワーネ・ハース内部。一説によれば、この柱の上に玉座があったとか。
写真:松隈直樹

第47回 美しさに泥酔、のタージ・マハル 2013年5月27日

きれいだと言われる場所を訪れ、予想したほど心が動かないことは少なくない。 (さらに…)

第46回 雪深い白神山地も、そろそろ春ですね。 2013年3月25日

去年に引き続き、今年の冬も酸ヶ湯温泉の積雪量が一時期、メディアで連日のように取り上げられていた。 (さらに…)

プロフィール

山内 史子

執筆者一覧

紀行作家。1966年生まれ、青森市出身。

日本大学芸術学部を卒業。

英国ペンギン・ブックス社でピーターラビット、くまのプーさんほかプロモーションを担当した後、フリーランスに。

旅、酒、食、漫画、着物などの分野で活動しつつ、美味、美酒を求めて国内外を歩く。これまでに40か国へと旅し、日本を含めて28カ国約80件の世界遺産を訪問。著書に「英国貴族の館に泊まる」「英国ファンタジーをめぐるロンドン散歩」(ともに小学館)、「ハリー・ポッターへの旅」「赤毛のアンの島へ」(ともに白泉社)、「ニッポン『酒』の旅」(洋泉社)など。

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