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連載企画

だびょん縄文

第3回 ありがとう 国内推薦候補決定 2018年8月23日

7月19日、『北海道・北東北の縄文遺跡群』が今年度の国内推薦候補に決定されました。夢にまで見た、手が届くようでなかなか届かなかった国内推薦、こんなにうれしい事って何年振りだろう。
前日、「12時30分にガイド控え室に集合」と、三内丸山応援隊事務局からのメールがあった。もしかして世界遺産推薦に?と思いつつ、遺跡に行く。
縄文服を着て、その時を待っていても心が落ち着かない。誰かが「合格発表の前みたいだね」と話すのを聞きながら、もし不合格ならとますます不安になってくる。13時過ぎ、応援隊会長の「推薦決定です。」の声で仲間の大きな歓声が上がる。これまでの緊張が一気にとけたのか、ガイドの親友の「頑張ったね。」の一言に涙、涙、涙。
三内丸山遺跡に足を運んでくれた方々に、色々な形で支えて下さったたくさんの県内外の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。世界遺産登録へはまだ半分の推薦候補決定だけど0ではない。50歩は前に進めたと思うと本当にうれしい。決定後、ガイドをしていても心が軽く晴れやかになっているような気がしている。

まだ喜びの余韻が残っている時に、青森ねぶた祭りが始まりました。実は三内丸山遺跡にオリジナルねぶたがあります。名前は「Jタロー」。まあるい顔にまあるい体、まあるい目とまあるい口、雪だるまの夏バージョンです。毎年、県庁ねぶたの前ねぶたとして参加して、縄文の世界遺産登録を宣伝しています。今年は「祝 国内推薦決定」のたすき掛け。沿道で配る「Jタローせんべい」も「祝 国内推薦決定」のたすき掛け。「縄文がんばれ!」の声が多かったのは世界遺産推薦効果なのでしょうか。もちろんそのお声の方にはせんべい2枚です。

県庁前ねぶた「Jタロー」
土偶の顔をモチーフに、土偶に込められた
意味と白神の木霊が表現されている。
(デザイナー尾崎伸行氏制作)
毎年大人気のJタローせんべい

 

もう一つ、若い人ならではの感性豊かな企画「猪の折り紙オブジェ」もご紹介します。
2020年の世界遺産登録を目指し、2020個の猪を折って、世界最大の猪折り紙オブジェでギネスに挑戦しようと。これを企画した方にはきっと小さい子供がいるのかなとほほえましく感じられる。縄文時遊館にも折り紙コーナーが設けられ、子供はもちろん、大人も折っている。中には途中であきらめた残念な猪もいたりして、それはそれでおもしろい。
十腰内(2)遺跡(青森県弘前市)から出土した重要文化財の「猪型土製品」がモデルで、紙で制作するのも新鮮。今は東京国立博物館の縄文展で展示されています。貼られたポスターの猪を見て、彼の視線の先には何があるのだろうとふと思う。きっと、弓をかまえて、いま仕留めようとしている縄文人だ。目をつりあげて、鼻をふくらませ、ウーッとうなり声をあげ、最後の威嚇をしている勇敢な猪。
9月17日、さんまるJOMONの日にオブジェを作ります(※新しいウィンドウが開きます)。遺跡で勇敢な猪を折って、世界ギネス記録に挑戦してみませんか。

折り紙コーナーは県内4箇所で8月31日まで実施中!!

 

子供たちも真剣な表情で挑戦! これが意外と難しい。

プロフィール

だびょん縄文

主婦 三内丸山応援隊ボランティアガイド歴23年
青森県立郷土館協議会委員 じょうもん検定上級合格者

三内丸山遺跡でガイドをして縄文遺跡に魅せられ、
全国各地の遺跡を訪れ、ますます魅せられ、
正真正銘の縄文ファンとなる。

「青森県民は三内丸山遺跡で元気をもらい、今ももらい続けています。
だから100年200年後の人たちに世界遺産という大きいリボンをつけて贈ることが今の私たちの任務だと思い、日々活動しています。」

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