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連載企画

縄文の風を感じてみませんか?-土岐 司-

第39回 大切なもの・・・って?3 2010年6月18日

何かにとページを重ねてきたが、大切なものの中で是非とも書かなければならないのは「酒」でしょう。私は大の酒飲みの一人であるようだ。(私の認識では大がつかない酒飲みだと思っているが・・・)酒は父親も好きで晩酌を欠かすことがなかったと記憶しているが、私の弟妹には酒をたしなむDNAが遺されていない。

私が酒を飲むようになったのは大学時代だ。空手道部の主将でありアルバイトを余儀なくされていたので三年生まで酒を知らないで過ごした。ちょうど冬休みのバイトが飯場に宿泊しながらの仕事であり現場の労働者たちがカラカイ半分で酒を勧められた事に端を発している。なんと!ドンブリに焼酎の熱燗、それに卵を入れてかき混ぜて飲んだ。雪の中での建築現場は体が芯から冷える。「体が暖かくならから、マ、飲めや」とルンペンストーブの周りで飲んだものだ。それが不思議にも旨くて抵抗無く体に浸みて心地よい眠りに誘われたものだ。

弘前に戻り女子高校で教鞭をとるようになり歓迎会が催されたが、相当な時間を飲んでいたが酔うこともなく先輩に失礼することもなく宴席を後にした。後日「あいつは大酒のみで・・・・」と噂になったとかと耳にしたことを覚えている。何でも訓練を積んでおけば遅れをとることがないのだ。

山を歩くようになり山泊りがある時などは、他の食料にも増して荷物になるのは「酒」だ。何はともあれ食事仕度をしながら流れに冷やしておいた酒を飲む「食前酒」である。もちろん「食中酒」から「食後酒」とシュラーフに潜り込むまで飲むのだが、若いためか訓練の賜物かは判らないが翌日の行動に影響することはなかった。

話をここで留めていれば、単に酒飲み遍歴披露で終わることになるが、本論はこれから始まる。それは「縄文の先輩シュゥも酒を飲んでいた」ことを語りたいのだ。2004年10月25日第1版発行ポピュラー・サイエンスーDNA考古学の視点からーにこの酒にまつわるストーリを発見したのは今から4年ほど前のことだ。書き手は総合地球環境学研究所教授農学博士の佐藤洋一郎先生と弘前大学農学生命科学部農学博士石川隆二先生の共著である。お二方とも酒を酌み交わしたことはないが「酒に関する章」を読みながら「考古酒学問」の講座を開いてくれないかとさえ思った。この章を読みながら何でも深く掘り下げることの意味を考えさせられた。なんか、感動すると余韻を楽しみたくなるではないですか。幾度か読み返しながら「ひとり酒」をニタニタしながら楽しんだ。酒は百薬の長・・・だが、読書の友でもある。昔の文人たちは寄り合っては酒を飲みながら激論を飛ばしたと何かで読んだ。「本心を知りたいなら酒を飲ませれば・・・」とも言うが、飲めば本心が露出するのだろう。酔注意だ!

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プロフィール

土岐 司

1942年青森県生まれ

高校理科教員を38年勤め、2004年有限会社ヒーリングエコツアーPROガイド エコ・遊を設立。 教員在職中、白神山地を題材とした授業の中で、白神の自然を後世に残すという想いに目覚める。

会社設立より現在に至るまでのシーズン中(5月中旬~11月中旬)に白神を留守にしたのは片手で数えるほど。

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