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連載企画

縄文の風を感じてみませんか?-土岐 司-

第42回 星に 願いを 2010年8月26日

♪星の瞬きは 心のやすらぎ 明日の夢をはこぶ やさし君が笑み♪このような歌詞の歌謡があったが随分昔のことになってしまった。秋の晴れた日の星空は空気が澄んでいて格別です。都会ではお金を出しても見ることが出来ない贅沢な光景です。降り注ぐような星空には敬虔な祈りのような何かがあるようです。素晴らしい景色を見るとき誰をもアーチストに変えるように星空も同じような思いを引きだしてくれるのです。科学者ならば「馬鹿な!」と切り捨ててしまう事かも知れないことです。

でも、洋の東西を問わず星に託した弱い人間の姿は、例を挙げるまでもなく現実に快挙にいとまがない位です。人類が創り出した機械で月にまで行ける時代だからこそ大切にしたい何かがあるのではないでしょうか。ウサギさんが餅つきをしているとか、竹取物語のかぐや姫が月の戻るなんて・・・何とも夢を膨らませてくれることであったが、今どきの子どもにサンタクロースや月のウサギなんて語るなんて「無知!」の誹りは免れなでしょう。ジジやババが孫に聞かせる話はどんなになっているのか知りたいものです。

白神を訪れるお客さ様の多くは夜空に星が瞬いているのを眺めたのが昔のことだと言う方が多い。白神へ来られるお客様は、白神をターゲットにしているのは当然です。でも、それだけではなく、もっと日常と異なる何かを求めていはしないだろうか。例えば縄文人にナーレ!ではないが、何か別のアクセントの何かです。お金が絡まない何かを提供できるとしたなら「夜空を見てごらんなさい、星がきれいですよ」。東京では、大阪では見られない程、星が大きく数も多く、降り注ぐような星空のページェントは、どこのシァーターにも負けないくらいです。田舎の良さは豊かな自然と人情だけではなく、世界に繋がる星空がご馳走なンですよ。百年の恋も・・・なんて言うが、百年先を願い成就してくれそうな星空の荘厳な美しさこそ東北の田舎が提供できる共有財産でしょう。アメリカ映画のテーマ音楽に「星に願いを・・・」は、本当は青森の縄文の丘や白神山地で聞いてこそ価値があるのです。・・・と私は思うのです。ポラリスが輝く夜に胸の裡をそっと打ち明けてみてはいかがでしょう。

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プロフィール

土岐 司

1942年青森県生まれ

高校理科教員を38年勤め、2004年有限会社ヒーリングエコツアーPROガイド エコ・遊を設立。 教員在職中、白神山地を題材とした授業の中で、白神の自然を後世に残すという想いに目覚める。

会社設立より現在に至るまでのシーズン中(5月中旬~11月中旬)に白神を留守にしたのは片手で数えるほど。

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