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縄文探検につれてって!-安芸 早穂子-

第31回 三内丸山縄文村からメッセージをお預かりしています・・・・ 2010年12月28日

お月見の宴で何度か紹介をしましたNPO三内丸山縄文発信の会が文化庁長官表彰を頂いたそうです。

この会が発足当初からずっと続けてこられたのはお月見の宴ばかりではありません。

お月見縄文祭 ポスターから

エッセイ執筆者の一人でもある菊池さんが中心となって続けてこられた東京縄文出前塾や仙台、大阪出前塾での縄文文化啓発講座もあります。

なによりも、この小さなNPOの会は毎月毎月15年間に渡って、三内丸山遺跡と縄文時代の情報を「縄文ファイル」という冊子で発信し続けています。

夏の空が暮れなずむ頃、古代の丘に灯がともり、
祭りの宴が始まります

その小さな冊子は第一号からずっと英文対訳になっていて、世界遺産を視野にいれて国際的に遺跡をPRするうえで この上なく貴重な記録のひとつになりました。まさに継続は力ですね。敬服。

縄文ファイルに収められてきた記録は市民が自主的に活発に遺跡とかかわってきたアイデアと活動の記録でもあります。雨の日も風の日も15年にわたってこの会を支えてこられた方々、また暖かく見守り育ててこられた方々に対して心から祝辞を贈りたいと思います。

遺跡保存が決まった当初から、その柔軟な先進性と深い理解でこれらの市民運動を支えてこられた県、調査室や岡田先生にも心からの賛辞を贈りたいと思います。

と、いうことで、三内丸山村の縄文人もそう考えているのじゃないかと思いまして・・・・架空祝電をご披露します。

あなた方は

私たちの村が 永い眠りから覚めたそのときから

現代の街人と かつてそこに住んだ村人とを

暖かい絆で結びあおうと あまたから人を呼び集め

数千年のあいだ祭りが営まれた あの広場に

再び祭りの火を灯してくれました

あなた方は

雨の日も 風の日も 15年余にわたって

その火を赤々と焚きつづけ 高々とのろしを上げ

日本中 いや世界中に

私たちの気高い文明がそこにあったことを知らしめてくれました

あなた方は

労をいとわず、真っ正直に気高い酋長を戴き

前向きで、サービス精神に富み、手弁当をいとわぬ勘定方に支えられ

全国各地でのろしを継ぎ広める英知と情熱の広報部隊をもって

私たちの村とその時代を 高らかに おおらかに 語り伝えています

よって 私たちに対する

あなた方の長年の尽力と愛情と その我慢強い持続に

心からの賛辞をここに贈るものであります

三内丸山村 縄文人代表

今も「じゃわめく」縄文のお祭り広場

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プロフィール

安芸 早穂子

大阪府在住 画家、イラストレーター

歴史上(特に縄文時代)の人々の暮らしぶりや祭り、風景などを研究者のイメージにそって絵にする仕事を手がける。また遺跡や博物館で、親子で楽しく体験してもらうためのワークショップや展覧会を開催。こども工作絵画クラブ主宰。
縄文まほろば博展示画、浅間縄文ミュージアム壁画、大阪府立弥生博物館展示画等。

週刊朝日百科日本の歴史「縄文人の家族生活」他、同世界の歴史シリーズ、歴博/毎日新聞社「銅鐸の美」、三省堂考古学事典など。自費出版に「森のスーレイ」、「海の星座」
京都市立芸術大学日本画科卒業
ホームページ 精霊の縄文トリップ www.tkazu.com/saho/

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