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あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第35回 まるで縄のオーロラや~! 2011年5月31日

まるで縄のオーロラ

「小学校さ通ってた頃は、毎日帰ったら縄こと綯わねばまねくて、手がこすれてこすれて、大変だった~」

こう語るのは、わが家のジッチャです。
大正11年(1922年)生まれのジッチャは、今年で90才になります。
90才のジッチャが小学生だった今から80年前は、
縄を綯うのが農家の子どもの仕事だったそうです。

縄文というからには、縄目には相当のこだわりがあるのではないか? と青森県民は思われている予感がするのですが。
そのような目で青森県内の神社を見て歩くとですね、相当に芸術的な縄目の作品が、ここかしこで見られる地域があるのです。

今年の始めからしめ縄の造形に見せられた私が
青森県内の神社のしめ縄を探検し続けた結果、
今まで見たこともないような造形のしめ縄を
青森県南津軽郡の常盤村で発見したのです!

もう、普通のしめ縄が弥生式土器だとしたら、
常盤村のしめ縄は、火焔式土器ですよーーーー!

縄のエネルギーが燃え盛っているようなしめ縄が、
常盤村の住宅街にぽつんとある八幡宮に存在していたのでした!
黒石市の保食神社のしめ縄を見た時も
「これ以上のしめ縄はもう、現れないだろう」と
思った私ですが。

まるで縄文の小林幸子

常盤村の八幡宮でしめ縄を見た時は、
「まるで縄のオーロラや~!!!!」と、グルメレポーターの
彦摩呂(ひこまろ)さんのように叫んでしまいましたね……。

そして。更に上を行くしめ縄を同じ常盤村で発見しました。
気付けば、私は叫んでいました。
「まるで縄の、小林幸子や~!!!!」
常盤八幡宮年縄奉納行事は、重さ400キロにもおよぶ
巨大な年縄を元旦の朝、締め込み1本の男衆約30人が厳寒の中、
五穀豊穣と家内安全を祈願して常盤八幡宮に奉納する行事で、
300年以上の歴史を誇っています。

すると、300年前からこんなすごい年縄を青森県民は
綯っていたのでしょうか。ひょっとすれば、その以前からも…?

急いで常盤村の周りに縄文遺跡が存在しないかどうかを
調べてみた私ですが、常盤村だったら三内丸山遺跡や小牧野遺跡から
そんなに遠くない距離にありますので、縄文人なら
徒歩圏で通えたのではないか? と思うのです。
しかし、この縄の造形たるや他の追随を許さないほどの勢いですよ。

もしも常盤村から土器が出土する日が来たら、
相当な造形の土器に出会えるのではないか? と
この縄を見て、期待が膨らんだあそこのおかあさん縄文人でした!

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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