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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第43回 縄文時代のゆるキャラ 2012年1月24日

三内丸山遺跡は、どちらかというと
ディズニーランドに似ていると思うのです。

まるでシンデレラ城のようにそびえる三内丸山遺跡の六本柱、
中に入るとドキドキする、ジャングルクルーズのような
大型竪穴住居。そしてミッキーの家のような
小型の竪穴式住居群。

さんまるくん

縄文時遊館の中にできたミュージアムも、
あの暗がりに浮かんだ
六本柱の木の根っこや縄文土器の姿は、
暗がりに人形達が音楽に合わせて浮かぶ
「It’s A Small World」のような雰囲気がありますね。

そこで必要なのは、ミッキーやミニーという
可愛いキャラクターなのかもしれません。

ウォルト・ディズニーが生み出した
スーパー・キャラクターであるミッキーに匹敵するもの。
……それは、やはり青森県ならつがる市の亀ヶ岡遺跡から出た
我らがスーパー・アイドル、シャコちゃんこと
遮光器土偶でしょうか。

三内丸山遺跡から出土した国宝の板状土偶は顔が怖いので、
あの顔の怖さを活かしたキャラクター作りというのが
あっても良いのかもしれません。
ゆるキャラであるのに、「絶望しがちなキャラ」ですとか、
「しょっちゅう叫んでいるキャラ」を通すとか。
顔の怖さゆえの人気が出るのかもしれません。

三内の板状土偶

三内丸山遺跡のキャラクター、
さんまるくんは可愛いのですが、キャラが立つという点では
弘前市のゆるキャラである「たか丸くん」に
負けている感じがします。

さんまるくんが板状土偶であることに、
気付くお客様も少ないのかもしれません。
「何故、この子はつるっパゲなの?」と
不思議に思っている方もたくさんいると思います。

これは、観光を考える上では、由々しき問題かもしれません。
彼は板状土偶なのです。ハゲたおじさんではないのです。
髪の毛さえ生えていれば……しかし、
髪の毛を付けると板状土偶らしさが失われるであろうし、
一体、どうしたものか……。

ひょっとして、色?
色の問題? あまりにも肌色すぎて、ハゲに見えてしまったのか?

青森県弘前市のゆるキャラの「たか丸くん」は、
弘前市内のあちこちに着ぐるみとして出かけ、
各種イベントを盛り上げています。

そして、商品展開としてたか丸くんは、いつの間にやら
スイーツにもなっている始末。
もう、たか丸くん、たか丸くんのスイーツ、たか丸くんマグカップ、
たか丸くんパーカーにたか丸くん印鑑入れ、そしてミニ石像まで。
飛ぶ鳥を落とす勢いで、たか丸くんの勢力範囲は広まっているのです。

クッキーやく前

ゆるキャラの効果たるや、恐ろしいものですね。
テーマパークのお土産といえば、定番はクッキーか
チョコレートだと思い、
板状土偶のクッキーを焼いてみました。

着ぐるみを作るのには、およそ50万円というお金がかかるそうですが、
わが家にはお金がないので、着ぐるみを段ボールでどこまで作れるか、
今度はそれを試してみたいと思ったのでした。

☆板状土偶クッキーの作り方☆

クッキーやいた後

材料(オーブンの天板3枚分)
米粉(つがるロマン100%使用)240グラム
全粒粉 160グラム
バター 160グラム
きび砂糖 160グラム
卵 2個

①バターを室温に戻し、きび砂糖を加えクリーム状になるまで混ぜる。
②室温に戻した卵を加え、混ぜる
③ふるった全粒粉と米粉を一気に加え、木べらで切るように混ぜる。
④板状土偶の形に成形し、180℃のオーブンで20分焼く。
サクサクして、全粒粉のつぶつぶ食感がたまらない板状土偶クッキー。
おうちでぜひ、お試しください!

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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