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あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第54回 遺跡で気を出してみよう! 2013年2月28日

縄文時代から何を受け取るのか。
それは、人によって様々だと思います。

未だ解き明かせない謎に魅力を感じる人もいれば、
地質学的な事実と縄文人の残した遺物、骨などから分析され
推察される、彼らの生き方に呼応する人もいます。
遺跡に立つときに人は、色々な思いを胸に縄文を感じているのだと思います。

私が縄文遺跡で気持ちよく感じるのは、
エネルギーの渦のようなもの。
驚くほどに縄文遺跡は、
あっけらかんとして開放的な空気に満ちていて、
そこで私はエネルギーチャージをして
元気を蓄えておくのです。

さて、現代人はそのエネルギーの蓄え方がヘタなんじゃないか? と
時折、思うことがあります。
自分が受け取るエネルギーに自覚的な人もいれば、
まるっきり無自覚な人もいるなあと感じるのです。

産前に育児指導で使われる、
赤ちゃんとまるっきり同じ重さの人形というものがあるのですが、
3000グラムのその人形と、同じくらいの重さの赤ちゃんを抱っこすると、
明らかに人形の方が重く感じられるのです。

重さは同じはずなのに、
何故か人形だけ重く感じる。
5キロも6キロもあるように思える。
それは何故なんだろう? と考えた時に、
生命のエネルギーと関係があるのではないかと
思ったのです。

言うまでもなく、生きている私たちからはエネルギーが出ています。
食べ物を食べるということは、炭素を燃やしてエネルギーを得ることです。
そして私たちは二酸化炭素と水(水蒸気)を吐き出します。

エネルギーとは、原子よりも小さい素粒子を動かす力なのだそうです。
うちの理系の夫がそう言っていました。
そして私たちの体は顕微鏡で拡大して覗いてみたら、きっと隙間が空いているのだと
思うのです。汗が体内から体外へ流れ出るように、
素粒子を動かす力はきっと、体から漏れているのだと思います。

エネルギーが体から漏れているから、
私たちは人から、何かを感じているのだと思うのです。
赤ちゃんから、重さ以外の何かを感じ取り、
その体を軽く感じさせる目には見えない力を浴びているのではないかしら……?

小学校の講演に呼ばれて普通に一時間もお話をしていると、
みんな飽きてしまうので、途中で私は「みんな、今日は元気玉を作ろう!」
と言い出します。すると子供達は驚いて、
「元気玉って作れるの? そんなバカな!」という顔で私を見ます。

鳥山明さんの漫画「ドラゴンボール」に出てくる元気玉は、
技を使用する者の内なる気だけではなく、エネルギーを集合させ放つ強大な気弾で、
主人公・悟空の必殺技であります。
「みんな、オラに元気をわけてくれ!」は、元気玉を放つ悟空の有名なセリフです。

その元気玉を体育館で、小学校の児童全員で作るのです。

「いい? 足を肩幅に広げて足の力を抜いて、
手を、ボールを持っているみたいにふわっと丸くお腹の前に置くよ。
元気玉の気は、おへその下の丹田という場所で作って、
このお腹の前の手でキャッチしま~す!

それじゃあ、作るよー! まず、口から細く長く、糸を吐くように
8秒くらいかけて息を吐いていきます。フーーーーーッ!
そして鼻から息を吸い込んで、また細く長く吐いていくよ!
フーーーーーッ! これを20回繰り返します。
ハイ、1、2、3、4、フーーーーーッ!」

すると、あらあら、何か手の中にもやもやとした
エネルギーの塊のようなものが現れるのです。
そう、それが自然界から分けてもらった、元気玉なのです。
「なんかある!」「僕も!」と、子供達は驚いてそれを続けます。

「それじゃあ、二人一組になって、手をパチンと合わせないように、
ゆっくりと両手を近づけてごらん! ほら、元気玉ができているでしょう?」
すると、あちこちから歓声が上がり、みんなの元気玉がもわもわと
浮かんでいます。

「ハイ、それじゃあせっかく出来た元気玉だから、
それを疲れているところに当ててみましょう~!
せーの、ハイ!」
こうして生徒さん300人ほどの前で元気玉の指導をし、
先生からも「何か出てる」と言わせ、私の元気玉はあちこちの
小学校・中学校で流行りつつあるのです。

この元気玉を大きくする方法は、やはり気の良い場所にでかけることです。
縄文遺跡のあっけらかんとした空気の中でこの元気玉を作ると、
いつもよりも大きなものを作ることができます。
この元気玉を使っていつか、
「第一回 気・キャッチボール大会 in 三内丸山遺跡」を開ければいいなあと
思っているのです。

イラスト

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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