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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第66回 県美で猪風来作品に会う 2014年3月5日

ドグ∋県立美術館前にてドグ子です!
青森県立美術館に、「ARTs of JOMON」展を観に行って来たよ~!

青森県立美術館は、三内丸山遺跡のすぐ隣にある美術館なの。
歩いていける距離っていうか、スープの冷めない距離っていうの?
三内丸山遺跡に行ったら、ついでに寄るのが絶対お勧め!
東北で最も入場者数が多い、人気の美術館なのです☆

中でもお勧めなのがシャガールの舞台背景画「アレコ」
20メートル×20メートルの巨大な空間で観るシャガールは、
もう「観る」というより「浴びる」感覚!
色の美しさと「想い」が降ってくるような素敵な空間なの。

青森県が生んだ版画家・棟方志功や現代美術作家の奈良美智の
巨大作品「あおもり犬」や多数の絵画、
ウルトラマンの作者・成田亨の作品がいっぱい観られるのも
この美術館の特徴なんDAYONE☆

実を言うと、常設展示で縄文土器もたくさん見れるし、
触れる土器もあるんだYO!

2014年2月14日~23日に開催された「ARTs of JOMON」展の見どころは、
縄文土器(主に火焔式土器)の造形を作品に取り入れた
猪風来さんの作品の数々でした!

yamada066-2ドグ子は新潟県の火焔式土器を眺めていると、どうしてこうなったのかが
不思議でしょうがなくなっちゃうの。
あの渦の中に巻き込まれて、自分が帰ってこれないような気持ちに
なっちゃうんだYONE! 今日のドグ子はポエジーだけど、本当にそうなんDAYO~!

その造形を、現代に蘇らせることができる人が現れるなんて
ドグ子、思ってもみなかったの。しかも、猪風来さんの作品は
再現不可能と思ってた火焔式土器の意匠(デザイン)を自在に操って
無限に拡がっていく想像外の場所からやって来ているんだYONE!
縄文土器の渦巻きは大地や宇宙のエネルギーの表象なんだって
すっごく思ったYO!

猪風来作品作品の大きさも半端無くて、全長8メートルの「縄文山河」は圧巻。
作品の造形は猪風来さんの夢に出てくるんだって!
猪風来さんは自分の夢で見たものを作品にしているんだけど、
造形の技術が半端ないの。「その形には到達できない」という
形に到達しているの。

しかも、土器って土でできているから、その重さ自体で崩れることもあるの。
重さで崩れる前に作る、乾燥させる、野焼きにするっていう作業は
本当によく土のことや自然のこと、太陽のこと、風のことを
知っていなければ作れないものだって、ドグ子思うの。

猪風来さんは北海道の原野で竪穴式住居を建て、
無農薬でお米を作って、竪穴式住居で一冬を過ごして
その、「低さから自然を見た」って言ったの。
竪穴式住居にいると、目線が大地よりも下にあるんだよね。
地べたにあるタンポポが、本当に尊く見えたって猪風来さんが語ってくれたYO!

ずっと、縄文土器を超えるアートって、日本には現れないとドグ子は
思っていたから、猪風来さんが40年近くを縄文アートに注いだ時間って、
日本の芸術を変えるほどのものだったとドグ子は思うYO!
これからの縄文アートの世界が楽しみDAYONE☆

オマケ情報

猪風来さんの作品は岡山県新見市の「猪風来美術館」で
観ることができます。第一日曜日は猪風来さんの息子さんでイケメンの縄文造形家
村上原野さんと猪風来さんが陶芸指導員としていらっしゃるので、
一度訪れて見て下さい☆ http://www.ifurai.jp/

猪風来作品2

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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