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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第76回 東京の縄文 2015年1月19日

写真「東京の縄文を探しに行こう!」

そう思い立ったドグ子は中沢新一さんの「アースダイバー」を
持って、東京縄文探検に出かけたの!

中沢新一さんの「アースダイバー」には、東京の洪積台地
(一万年前から水没していない台地)、沖積低地、
縄文遺跡、弥生遺跡、横穴墓、古墳、神社、墓地が記されている
TOKYO EARTH DIVING MAPがついています。
この地図を見ると、縄文時代の縄文海進で東京は海が複雑に入り組んだ
地形だったことがわかるんです!

縄文時代には銀座や新橋、品川は海で、
東京タワーのある芝公園は岬で、そこから海が見渡せていたんですね☆
そして驚いたことに、東京タワーの足元には
縄文遺跡と弥生遺跡と古墳が大集合しているの!

「人間は昔から、なにかにつけて「さきっぽ」の部分に深い関心を持ってきた。
そのさきっぽの部分で、人間にとってなにか重大な出来事がおこるのを
期待してきたからである。古代語で「サッ」という音そのものが、
境界を意味していた。人間の世界の外にあるどこか不思議な領域から、
その境界を超えてなにか重大な意味や価値をもつものがあらわれてくるという
のが、古代の人間の愛好する思考法である。」
(中沢新一著「アースダイバー」より 講談社)

ミサキには境界を表す「サ」の音が使われています。
ちなみに、体の先っぽにはちんちんがあるじゃないですか。
古代の人は、そこにも深い関心を持っていたと思うの。
だからちんちんの形をした石(石棒)が多数、出土しているんだと思う。

関係ないけど友人の小崎さんは、
大崎さんという苗字の人の前では何故か萎縮してしまうのだそうです。(笑)
※「崎」は尖っている先端を表します☆
こんな恥ずかしいことを平気で書く人はあまりいないけど、
崎(先端)は、肉体においてもパワースポットなのです。

海に面した岬では、神様の息吹を感じることができたんDAYONE!
そんなわけで、行ってきました。東京タワー!
目指すはタワーの足元にある、芝公園の芝丸山古墳です☆

「ええっ!? 古墳!? 縄文じゃないじゃん!」
って思った貴方。確かに古墳は古墳時代に建てられたものだけど、
古墳時代を遡れば弥生時代があって、それを遡れば縄文時代じゃないですか。
人に、「聖なる場」というものを感じさせる感覚というものは、
縄文時代も古墳時代もそう、変わらないと思うんDAYONE☆
しかも芝公園には縄文時代後期の丸山貝塚があるの!!

行ってみたらそれは、全長125メートルの前方後円墳である芝丸山古墳から、
降りてきたところに隣接していたんDAYONE☆
それで貝塚の地面を良く見てみると……あった! 貝があった!
本当にここは、貝塚だったんだ~!

感動の勢いで東京タワーに登ると、夕闇の迫る淡い紫色の空に
山吹色の夕日が輝いて、富士山が神々しい形を見せてくれたのでした。
きっと縄文時代には、富士山は何にも遮られずに
美しい姿を見せてくれたに違いないのです。

イラスト

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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