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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第79回 豊かな時間 2015年5月12日

縄文時代には、人はどんな風に時間を意識していたのかしら?
縄文時代の時間感覚って、どんな感じだったのかしら?

きっと秋田の大湯ストーンサークルにある野中堂と万座の環状列石の中心を
結ぶラインが夏至の日の太陽の沈む方向にほとんど一致するのを考えると、
縄文時代の人は、太陽の動きをとても大切に感じていたんだと思うの。

大湯ストーンサークルは、今から4000年前の夏至の日に位置が決められたんだって!
(大湯ストーンサークル館 展示図録より)

豊かな時間について考える時、いつも思い浮かぶのは、
お笑いコンビ「猿岩石」だった有吉弘行さんが
外国でフジツボのみそ汁を作って、飲んでたシーンなの。

有吉さんは別に大のフジツボ好きでフジツボ獲って汁にしていたわけじゃなくて、
『進め! 電波少年』っていう番組で
異国でお金もない中ヒッチハイクで旅をしていたから、
生きるために仕方なくフジツボ汁を作って飲んでいたの。

だけど、それ飲んで「うめー!」って言ってたんだよね!
(地元の子供達が驚いていたYO!)

あの時、有吉さんには、無限に時間があったの。
浜辺でフジツボを獲って、その辺のもので汁を作れるくらいに。
普通は貧乏で時間ばかりあってもその状況はアップされないはずなのに、
番組スタッフが人を貧乏にさせておいて
その状況をテレビにアップするっていう特殊環境だったのね。

電波少年が提供していたのは、
常に「貧乏であまりある時間」だったの。
懸賞だけで裸の状態から暮らしてたなすびさんとかも、
本当に服が当たらないからずっと裸だったし。
今時服がないって、どういう状況だよ!?って思うYONE!

服がなく、お金もなく、フジツボを食べるほどの何もなさで。
時間だけは豊かにあった当時の有吉さんは、本当に今観れば貴重だった。

お金持ちはやることがありすぎて、一時間一万円、
なんだったら二万円でもいいから時間を買いたいって言うじゃない?
でも時間を得るのは本当はたやすいことで、
働かなきゃいいんだよね。

意識的にやってる貧乏の人は、きっと輝いていると思う。
貧乏で働かないとか、きっと最強DAYONE!

ドグ子も大学出て上京した時にお笑い芸人を目指していて、
仕事がなくてあまりにも貧乏だったから、
スーパーでめっちゃ試食のミカンたべたYONE!

当時のドグ子にとっては試食のミカンは狩りに近い状態。
しかも目立つとアレなんで、必ずスーパー一周しながらミカン食べてたの。
もう、普段「おから」ばっかり食べてたから、
ビタミンCの試食は欠かせなかったYO!

豊かな時間は必死すぎて、渦中にいる人はその豊かさに気付けないの。
でも、もしも今太陽が昇るのを見て、縄文人のように感謝して暮らせるのなら
それは豊かな証拠DAYONE!

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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