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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第81回 巨石ハンター 2015年7月1日

写真1年間で世界40カ国を旅し、世界中の巨石の写真を撮った
須田郡司さんという写真家の方がいるんだドグ!
ドグ子は須田さんのことを心ひそかに、
「巨石ハンター」と呼んでいるドグ!

須田さんの『世界石巡礼』(日本経済新聞出版社)や
『日本石巡礼』(同)といった、様々な巨石の写真集は、
巨石好きにとってはアイドルのグラビアよりもグッと来るんだドグ!

「巨石の何がいいの? ただの石でしょう?」
と言われると、ドグ子はマジでびっくりするんだドグ!
「ええっ!? この石の良さがわからないドグか?
そ、それは……驚きドグ……。」

それぐらい、ドグ子には石が圧倒的にすごい力を持っていて、
大きな石の前に立つとなんとも言えない、切ないような
優しいような、生まれてくる前の世界にいるような気分になるんだドグ~。

大体の巨石は山奥にあるから、
その巨石に会いに行くっていうのは「伝説の村の美人」に会いに行くようなもので。
すっごい奥地にいるその美人には、会えるっていう保証はないんだドグ!
道に迷ったり、道が山道で細くて危険だったり、虫に襲われたり。
巨石に会いに行く時は、自分が危険な探検家になった気がするんだドグ~☆

そして出会えた時の石は、なんとも言えない空気を発しているんだドグ。
石だから静かなのは当たり前なんだドグけど、
静かで、黙ってそこにいる苔むした巨石を眺めていると
神さまって、こんな感じの人(石)なんだな……って思うんだドグ~。

巨石のある場所は異世界につながっているんだドグ。
石に会うために山登りをしているから、意識がだんだんボーっとしてきて
変性意識状態に入っていくんだドグ。
変性意識っていうのは、
「宇宙との一体感、全知全能感、強い至福感などを伴い、
この体験は時に人の世界観を一変させるほどの強烈なものと言われる」
ものなんだドグ☆

ドグ子は石に会っている時、全知全能感はないけど
気持ちがすごく静かになって、どこかと繋がっているような気持ちになるドグ~☆

今年の春、須田郡司さんの企画された島根県の神社と巨石を巡る旅に
同行させてもらったドグ子。
苔むした石や神社の側にいると、ボーっとしてくる感覚は、
神さまのそばにいるっていう気持ちにさせてくれるんだドグ。
神さまってすごく大きくて厳しくて、頼れるんだドグ。
そんな人(神?)と一緒にいると、
自分がどんなに小さくても、愛情をいっぱい注がれているような気持ちがして
優しくなれるんだドグ。

出雲の聖地を巡って、最後に訪れた磐座は、
出雲大神を祀っていて、出雲大社の元宮とも呼ばれるところドグ。
(島根県の野球の強い高校の裏にあったんだドグ☆)
たくさんの巨石が並んだ磐座は、抹茶トリュフのように苔むしていて。
その時は「抹茶トリュフ」だと思って観ていたんだドグけど、
旅の後、何度も何度もあの磐座のあった静かで、
目の前に異世界が広がる光景が、脳に映し出されてきたんだドグ。

巨石って不思議ドグ☆
須田郡司さんの巨石写真展は、
青森では「小牧野の森 縄文の学び舎」で観ることができるドグ!
世界中の石の不思議さと、圧倒的なパワーを感じてもらいたいドグ~!
イラスト

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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