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連載企画

Jタローの縄文遺跡旅

第5回 史跡大森勝山遺跡に行ってみた 探訪編 2015年8月25日

狂おしいほど暑かった夏が行ってしまったな……。その夏と共に、オレもさよならだ(遠い目)……。

みなさまごきげんよう、オレ、Jタロー。
のっけから寂しいスタートとなった縄文ファンの連載だけど、前回もお伝えしたように、今日でオレと主の旅は、最終回となる。
だから今日は、いままで以上に、写真モリモリでいくから、よろしく!

前回は大森勝山遺跡の概要を一緒に勉強したな。あの宇宙人系(失礼!)の土偶とかよかったよなー(気になる方は、連載4を参照のこと)
今日は、せっかくなので、大森勝山遺跡とはどんなところなのか、実際に見てもらうわ。

入り口

ここが遺跡への入り口。
ここだけの話、たどり着くまでに迷った、オレら。慣れないと、ちょっと車では行きにくいかもしれないなー。
「それでもオレは行く!」という人は、農道脇に取り付けられた看板を見逃すなよ!(しまった、その写真撮るの忘れた!)

看板

入り口脇には、大森勝山遺跡について説明した案内看板がある。ここでさらっと全体像を頭に入れるとより楽しめるぞ。

ルート案内

入り口を抜け、しばらく歩くと、この看板がある。目印にしてくれな。

森の中1

なんかな、ここは気持ちが良いのよ。森の中を散策してる感が凄い。縄文遺跡抜きにしても、ここの散策は良いぞ。フィンランドの森を歩いてるみたいや(オレ、フィンランド行ったことないけどな)

森の中2

のんびり歩いてたら……

森の中3

こわいやんけー。ひとりにせんといてくれよー、さとーさーん。

高台1

(ぜーぜー、はーはー)あ、やっと、さとーさんに追いついたわ。
この階段、結構急やな。気をつけて登らんと。

高台2
あー、行ってしまうー。

遺跡看板

急いでさとーさんの後を追うと、案内看板の向こうに、

入り口から奥へ

爽快

大森勝山遺跡が出現。
いやー、気持ちいいわ、ここ。生憎の天気やったけど、階段を登って「どーん」と目の前に遺跡が広がるのは、気持ちがいい。
なんかな、森の中を歩くのは、縄文時代へタイムトリップするトンネルを歩いてるみたいやねん。で、そのトンネルを抜けると、縄文遺跡でした、って。
ロマンチックやわ、大森勝山遺跡。

でな、こんな高台に環状列石があったんや。そしてその奥には、大型竪穴建物跡がある。周辺に暮らす人がこの大森勝山に集って、環状列石で祭をして、竪穴建物で一緒に縄文鍋を食べたのかもしれんな。

現在は、埋め戻されてしまって列石の様子を見ることは出来ないけど、8月9日(日)に「大森勝山 じょうもん祭り」があって、そのときに再現された画像がこちら。

祭で列石再現

見てよ、これ。
列石の向こうに、岩木山がこんなに綺麗に見えて。この景色を縄文人たちは、大切にしてたんやとオレは思う。岩木山を仰ぎ見ながら、祭りをしてたんやな。なんかオレ、泣けてきた。

火起こし体験

ちなみにじょうもん祭りの当日は、沢山の人が遊びに来てくれて、子供たちが参加出来るこんなイベントや、地元の人たちによるふるまい鍋があったんやって。きっと、こんな場所で食べる鍋は格別やで!

でな。この遺跡をうろうろしてると、めっちゃ水の音が聞こえてくるんや。
どこから聞こえてくるんやろうと思って探してみると、登ってきた階段の反対側に、あった。

沢

主は、この環境にめっちゃ感動してたわ。
人間にとって水の確保は絶対に必要で、でも、大水が出て、大切なものが流されてしまってはいけないわけだ。
そう考えると、この遺跡はよく考えられてるよなー。水はちゃんと確保しながらも、一生懸命作った環状列石は高台にあるからが流されることは考え難い。その辺も全部考えて、この場所を選んだんやな、縄文人は。本当に知恵者だとオレは思う。

さ、これで、大森勝山遺跡 探訪編を終わりにしよう。
ここの遺跡も、良かったな。当時の雰囲気を肌で感じることが出来たって、主は本当に喜んでた。オレもそう思う。

みんな、5回連載につきあってくれてありがとうな。
ひとまずオレは、主と共に、おとなしく京都で暮らすわな。またオレに会いたくなったら、連載中にちょいちょい登場してた「さとーさん」って人に言ってくれ(笑)。
青森の縄文遺跡ってな、行ってみないとわからないことが沢山あるんや。
オレ、これからもコツコツ巡ろうと思うし、みんなも足を運んでみてくれよな。
どこかで出会ったら、声かけてくれよ。

じゃあ、みんな一緒に、「LOVE 縄文!」

おしまい

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プロフィール

Jタローの縄文遺跡旅

1975年11月10日生 39歳 岐阜県出身
フリーのライター


2010 年に出版された『奈良で「デザイン」を考えてみました』取材中に奈良県観音寺本馬遺跡から出土した土偶に出会い、造形の素晴らしさに衝撃を受ける。 2014年8月『はじめての土偶』(世界文化社)、新刊 2015年7月『にっぽん全国土偶手帖』(世界文化社)上梓。現在トークイベント、ブログ、SNSなどで土偶、遺跡の楽し み方を発信中。

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