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連載企画

あそこのおかあさん縄文人だから -山田スイッチ-

第94回 野辺地のでっかい土偶 2016年9月15日

縄文好きの友達に会ったら話したいことは、
「どこの土偶が好き?」と「何の土器が好き?」
の二つドグ☆
あと「どこの遺跡が好き?」とか「埴輪どう思う?」
とか。

ドグ子は古墳も埴輪もけっこう好きなんだドグ!
この間、先輩作家の田口ランディさんと奈良県の話をしていて、

「古墳と大仏だったら、どっちが好きですドグ?」
と聞く機会があったんだドグ!
「え~! あたしは大仏かなあ?」
とランディさん。
「ええっ、大仏ですか!?」
「うん。断然、大仏かなあ! 大仏はあの、座り方がすごいのよ。
ピーンと一本の線が通ってる座り方でね。あの座り方はなかなかできないわ。
見てると背筋がスッと伸びるのよ」

なんと~!!
大仏は、ただでかいだけじゃなかったんだドグ……!

こんな風に、物は観る人によって全然違うということを
覚えたドグ子。

今回は、青森県の上北郡野辺地町にある、
野辺地町立歴史民俗資料館で、
国指定重要文化財になった土偶を観てきたドグ~!

野辺地の土偶

野辺地の土偶

この土偶、すごく足ががっちりとしていて
本当に立っている!という感じ、立つという行為そのものを
讃えているような形だと思うんだドグ!
欠けてるところがないし、すっごく大きいの!
高さは32センチ☆
板状立脚土偶では、国内最大級!
足の頑丈さが、夢に出てくる土偶ドグ~!

それと、重要文化財の赤漆塗木鉢は、思ったよりもすごくでかいドグ!
木をくり抜いて作ってあるんだドグけど、
相当、でっかい木をくり抜いたんだなあ、と。
長経46センチ、短径32センチ、高さ25センチって、
ちょうど新生児が入るくらいドグ!

赤漆塗木鉢

赤漆塗木鉢

きっとこれ、東北に伝わる木製ベビーラックの
えんちこ(または、えじこ)だったんじゃないかな?

赤い漆が塗ってあるからきっと
「村長の初孫」とかが入ってたんじゃないかしら?

あと、野辺地の蓋付甕棺の呪術的な形ったらないドグ!
やっぱり穴って、暗い穴から向こう側に通じているような
不思議な感覚を持つドグ~!
正直、怖いから見てしまうような、力強さ。
ゾクゾクするような土器の鑑賞体験だったドグ~!

蓋付甕棺

蓋付甕棺

イラスト

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プロフィール

山田スイッチ

1976年7月31日生まれ。

しし座のB型。青森県在住コラムニスト。 さまざまな職を経て、コラムニストに。 著書に「しあわせスイッチ」「ブラジルスイッチ」(ぴあ出版刊)、「しあわせ道場」(光文社刊)がある。

趣味は「床を雑巾で拭いて汚れを人に見せて、誉めてもらうこと」。

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