ドグドグ~!
三内丸山遺跡で、発掘で出土した土器の復元作業などを手伝ってきたドグ~!
土器片を洗って、くっつけて、石膏で隙間を埋めて。
三内丸山遺跡ではこんな緻密な作業をパートの女性が
長年務めてらっしゃるんだドグ!
パートの皆さんに教わって、いざ復元作業に挑戦ドグ!
まずは土器片を洗浄するドグ。
土の中から発掘された土器片は泥まみれで、
きちんと泥を落とさないと接着できないドグから
洗うのは丁寧に、色々ブラシを使い分けて洗っていくドグ~!
- 出土地点が記された耐水ペーパーもキレイに。
- 洗浄前の土器片
土器片の表面を洗うのは馬のシッポの毛でできたブラシなんだドグけど
硬すぎず柔らかすぎず、なんかちょうどいい感じドグ☆
断面は歯ブラシで丁寧に、細かい模様は竹串でほじほじ・・・
没頭してしまうドグ☆
- 歯ブラシでゴシゴシ
- 洗浄後。キレイになったドグ~☆
土器片が乾いたら今度は注記作業!
この土器片が、何年の調査で、遺跡のどの場所から発掘されたのか
っていう住所を書き入れていくドグ~!
これがわからないと出土品の価値がなくなるくらい、とっても重要な情報ドグ☆
- 土器片の一つ一つに注記があるドグ
- ドグ子も挑戦。楽しいドグ~!!
面相筆で細かい字を書きこんで行くんだドグけど
最近ではインクジェットプリンターで土器に直接
印刷ができるんだドグって!
ハイテク☆ドグ~!
注記マシンを使うと、一文字3mmくらいの文字列が一瞬で書けちゃうドグ!!
いよいよ、土器を組み上げるドグ☆
まずは、土器片を口縁部、胴部、底部にわけて、
土器片の厚さや色、模様を見比べてつなぎあわせるドグ。
テープで仮留めして、間違いなければ接着剤で接合!!
- 底部や口縁部は特徴がわかりやすいドグ
- 接合した後もしっかり押さえるドグ
こうしていくつかの土器片の塊を作りながら土器を組み上げるドグ。
歪んだりいびつになったりしないように、
土器の形をイメージしながら組み上げるんだドグって!!
ドグ子が挑戦したのは高さ20cmくらいの小さめの土器なんだドグけど、
ドグ~!? くっつくピースが見つからないドグ!!
立体のパズルって想像以上に難しいドグ!!
続いては、土器の欠けた部分を石膏で埋める補修作業☆
これもすごく難しいドグ~!
石膏に水を混ぜ、容器をトントンと叩き空気を抜いて、
生クリームでいう角が立つ手前の滑らかな状態にまで石膏が固まり始めたら
ここからは時間の勝負ドグ☆
石膏が固まる前に、補修したい部分にどんどん盛っていくドグ。
土器と同じくらいの厚さになるまで盛って盛って・・・おいしそうドグ☆
石膏が乾いたら、今度は表面がなめらかになるまで削るドグ!
この感触が何とも言えず気持ちいいドグ☆
でも削りすぎるともろくなるから注意ドグよ。
- 空気が入らないように石膏を塗り重ね、
- 乾いたら表面や上部を削ってなめらかに・・・
できたドグ!!
そして最後は完成した土器の大きさや模様を正確に測って、
記録するドグ~!
まずは土器の正面と中心となる点を決めて、そこから横に何センチ、高さ何センチ、と
測ったところを方眼用紙に記していくドグ。
測るところをきちんと理解してこそ、正確な輪郭が描けるんだドグって!
- 同心円図を使い土器を測る基準を決めるドグ
- 土器のはじや特徴的な場所などを測るドグ
土器の側面の凹凸を測る「真弧(まこ)」という道具も初めて使ったドグ!
竹でできた動く棒状の先端部分を対象の遺物に垂直に押し当てて
土器の輪郭をかたどるんだドグって。
外側の輪郭を書いたら、次は内側も。
土器の厚さを測るキャリパーという便利道具もあるドグ☆
もちろん、縄文も正確に記録するドグ。
縄文を見ると、縄の右撚り、左撚り、転がした方向なんてことがわかるんだドグ!
こうやって、土器は丁寧に記録を取られて、発掘調査報告書に掲載されるドグ☆
展示室に整然と並ぶ土器の一つ一つに、たくさんの人の思いが込められているんだドグね☆
親切に教えて下さった三内丸山遺跡の皆さん、
本当にありがとうございましたドグ~!(^▽^)/
ドグ子☆