土の中から何が見つかるか。
それが、三内丸山遺跡の土だったら、
ちょっと萌えるものがありませんドグ!?
今回はそんな三内丸山遺跡の土壌分析にチャレンジドグ☆

よろしくお願いしますドグ!
一言に「土」って言っても、
よくよく見てみると土器や石器の破片があったり、
魚の骨があったり、鹿の角などで作られた骨角器があったり、
植物の種子があったり。
種子を分析すれば遺跡の植生が明らかになっていくし、
魚の骨を分析すればどんな魚を食べていたのかとか、
どれぐらいの大きさだったかがわかるんだドグ☆
土には、縄文時代の情報がたくさん含まれているんだドグ!
- 採取地毎に整理されている土壌サンプル
- 土を落とし乾燥させた状態
三内丸山遺跡ではクリやクルミが多く出土しているドグ。
木の実や木片は腐って残りにくいものだけど、
北の谷と呼ばれる低湿地は地下水が豊富で、
水漬けとなった遺物は酸化やバクテリアによる分解が抑えられ、
木の実や種子、動物や魚の骨、木製品などが大量に出土したんだドグって!
遺跡にはすごく大きくて立派な六本柱が復元されているドグけど、
柱穴が見つかった場所も、地下水位が高いため木が腐りにくく、
しかも木柱の周囲と底を焦がしていたため、
六本柱の木の一部が残っていたんだドグ~!
木は乾くと縮んだり歪んだりするため、
六本柱の木柱も水分を薬剤で置き換えるなどの保存処理を施されたそう。
この木柱はさんまるミュージアムで見ることができるドグ☆

柱穴から出土した木柱
土を落とし、ふるいにかけた遺物は、動物の骨や魚の骨、
土器片、木片などにグループ分けをするドグ。
- 選別には目の粗さの異なるふるいを使うドグ
- 選別作業。どれも同じように見えるドグ~
今回、選別していて面白かったのは、魚の背骨(椎骨)。
サメの椎骨は両端の軟骨が溶けて骨が丸くなっているドグ!
ほかにも意外と、「これは……鯛ドグね!」って
見分けがつきやすいドグ!
そういえば、
「魚の骨がたくさん出てきたことから、
この辺りは縄文時代何であったと考えられるか?」
っていう問題に、小学生が
「さかなやさん」
って答えていた画像を見たことあるんだドグ。(笑)
三内丸山遺跡からは、さかなやさんもびっくり、
約50種類もの魚の骨が出土しているドグ!!
骨には、なんの魚か、なんの動物かなどを見分けられる特徴がそれぞれあって、
それを丁寧に選別し分析することで種類や大きさがわかるんドグね☆
ほかにも、ドジョウの骨が出てきたら、
海だけではなく川でも魚を採っていたということがわかるし、
アサリとか貝がいっぱい出てきたら、どんな貝を食べていたかとか、
海が近くにあったとか、色々なことがわかるドグ!
さらに細かい遺物は顕微鏡を覗きながら選別するドグ!
大変な作業だけど、細かい遺物もしっかり分析することで、
得られる情報も増えるドグ!
- わずか数ミリの大きさの骨や木片がいっぱい!
- 魚の骨を見つけたドグ!
土の中から出てくるものは、ほ乳類の骨や爬虫類、鳥類の骨。
貝類、魚のウロコ、フジツボなど本当に様々ドグ。
ピンセットでつまんで分けながら、
土の中からの情報を調べるのはとっても楽しかったドグ~!
ご指導して頂いた三内丸山遺跡の皆さん、
本当にありがとうございましたドグ!
ドグ子☆