米航空宇宙局(NASA)が、宇宙生物学上の発見に関する会見を開きましたね。(記者会見は日本時間で2010年12月3日午前4時に開かれました!)このことによって私の周りでは、宇宙人襲来における本気の対応を論議することになったのですが。宇宙人に脅えた我々小市民の会話を少々、お楽しみ下さい。
Sさん「とうとう宇宙人とのコンタクトをNASAが公表する気になったのかしら!?」
私「そういえば、ウィキリークス(Wikileaks ※匿名による政府や、企業、宗教に関わる機密情報を公開するウェブサイトの一つ。創始者はジュリアン・アサンジ)が大量の機密文書を公開したことと何か関係があるのかもしれないわよ!?」
Sさん「ひょっとすると宇宙人との機密文書が漏れて、やむなく宇宙人の公開を……!?」私「そういえば、火星から強い電磁波が毎日届いているらしいわよ!(作者注※まったく根拠の無い噂なのであしからず)」
女子だけでNASAの会見に脅えていると、わが家の男子(夫)が来て言いました。
「あのよ、宇宙人くるって心配さねくてもよ、NASAのことだはんでどうせ、タンパク質が見つかりましたとか、その程度の発表だべ。まあ、タンパク質が見つかったっていうのは生物がいるっていう重要な証拠になるはんで、すごい発表なんだばってな。」
「た、タンパク質……!? 何それ、宇宙人じゃないのっっっ!?」
「NASAっていうのはそういうヤツなんだねん。なんていうかよ、内輪ではそれはすごいってことなんだばって、一般人から聞けば意味わからねんたこと、さも重大そうに言うんだいな。」
「そ、それって、私みたいな縄文好きが、三内丸山遺跡から麻の種子が出たって喜ぶようなもの???」
「まあ、そったもんだな。」
「えええー!? 私、三内丸山遺跡のさんまるミュージアムで縄文時代の針を見て、超盛り上がってたんだけど! だけど一般的には本当にたいしたことないことなのかしら!?」
「まあ、興味はねえな……」
ああ、針の出土は縄文人が繊維を紡いで服を縫っていたかもしれない証拠でもあるのに……!この魅力が伝わらないとはあああ……!!!!!そして発表されたNASAでの会見は、「生物が生きていく事が難しいヒ素濃度が極めて高いモノ湖の環境でヒ素を元に構成された新型の生物が発見された」でした。
よ、ようするに、「地球でヒ素濃度の高い湖に生きものがいたよ! ということは宇宙のヒ素濃度が高いところにも生きものがいるかもね!」っていうこと。
そ、そうか。その筋の人が聞いたらさぞかし、興奮するだろうな。……その筋ってなんの筋だか、わからないんだが……。
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