今年のお月見縄文祭は、9月5日(土)、三内丸山遺跡で開催されました。
最初は、雲がかかってやきもきさせられましたが、夜6時から始まったお月見コンサートの半ば、7時過ぎから、月がしっかり顔を出してくれました。
今年は、1999年から数えて11回目です。
この11年、毎年毎年違ったシナリオで月が顔を出してくれました。
天の繰り広げる天空ショーのシナリオは、われわれには、想像のつかない見事なものです。
毎年、ハラハラドキドキさせられ、たっぷり感動を与えてくれます。
山上進さんの津軽三味線のクライマックスの瞬間だけ、雲間から顔を出した去年のお月見。
完璧に晴れ渡り、こうこうと月が冴え渡った3年前のお月見。
どの年の月も忘れられないものでした。
今年も、中盤からじっくり顔を見せた月は、これまでのベスト3に入るほど感動的でした。
そして、今年のお月見でうれしかったことは、この「縄文ファン」のエッセイを担当しているみなさんと顔あわせ出来たことです。
山田スイッチさん、土岐司さん、山内史子さんには、はじめてお会いできました。
そして、前々からおつきあいいただいている安芸早穂子さん、そして、ミスター三内の岡田康博さん。
「まるで、縄文ファン友の会ですね。」
といったら、
「いや、縄文ファン・ファミリーの会でしょう。」
という返事がかえって来ました。
その後、山内史子さんから、「縄文おやぐまぎの会」だというメールが来ました。
「ファミリー」すなわち、津軽弁で「おやぐまぎ」。
なるほど。
「縄文ファンおやぐまぎの会」の輪を少しづつ、広げてゆきたいものです。
きっと、縄文の人々も、太古のむかし、三内丸山の丘につどって、天に思いをはせ、
ひととひとの結束を確かめあったに違いありません。