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連載企画

キューティーブロンズの縄文のたしなみ

第1回 三内丸山遺跡には、遠足感覚で。 2013年6月28日

日本有数の超巨大遺跡、三内丸山。
歴史学的にも極めて貴重な史跡です。

でも気軽に。我々のテーマは「気軽」。難しいことは他の方にお任せします。だってわかんねぇんだもん。
あくまでも縄文を楽しむところから始めます。そう、遠足感覚で。
前日にはてるてる坊主を作って、300円までのおやつを用意してください。あ、あと汗ふきタオルも忘れずに。

三内丸山遺跡では、予備知識なくとも、定時無料ボランティアガイドの方が丁寧に何でも説明してくれます。
予習はするに越したことはないけど、それよりしっかりUVケアを。
ちなみにガイド一周で1時間くらい。ウォーキングにもぴったり。運動不足や肥満の方にもおすすめです。なんて、運動不足と肥満のコンビが言ってみたりして。

さて、当日は晴天に恵まれました。絶景!!
青空に突き刺すように建つ六本柱!!
壮大な復元大型竪穴式住居!!
見渡す限りの緑!!照りつける太陽!!
完全に遠足気分!!!
標高20mとのことですが、アスパムや青森ベイブリッジも見えるんです。
あーお弁当持っていけばよかったなぁ。

さて、三内丸山に着いたら、まずは無料ガイドさんに案内してもらいましょう。
本日のガイドは澤田さん。三内丸山のスペシャリスト。

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ジョークを交えながらの流暢なガイドは聞いていて心地よいです。
ただ、重要な箇所でガイドが突然英語になります。そういうおっさん、たまにいるでしょ?英検3級以上の方推奨です。
また、「嘘じゃないよ~」が口癖で、節目に必ず「嘘じゃないよ~」を入れてきます。いや、なんも疑ってないわ!!
ハウリング多発のマイクを携え流暢にしゃべる黄色いキャップのガイドさん。
これまた、三内丸山遺跡の醍醐味の一つであります。
澤田さんの他にも、老若男女、いろんな方がいらっしゃいます。あ、若はないかな。
老男女ですかねー。
とにかく、誰かに出会えるのも、三内丸山の魅力の一つではないでしょうか。

さあ、あとは自由に楽しみましょう♪
例えば…

○社会見学中の小学生に交じってみる。

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※懸命にメモを取る小学生の脇でふざけ過ぎて、蔑んだ目で見られている図。

○さんまるミュージアムにある縄文人の蝋人形と戯れてみる。

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※迷惑にならない程度に。

○火照った体を冷やすため、ソフト栗夢(クリーム)をいただく。
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※絶品。超おすすめ。

○とりあえず、縄文を感じるために寝そべってみる。

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五千年前からそこにある土に身を委ね、縄文を体中で感じてみましょう。
ほら…確かにここに存在した、縄文人の息遣いが聞こえて……
うぃ~ん。バリバリバリ。うぃ~ん…
芝刈り機の音…oh!近代的!…
ん~集中できない。でも、もっと耳を澄まして神経を研ぎ澄ましてみると…
ほら、縄文の…
ほら…息吹が…ZZZzzz…
…気持ち良くって寝ちゃいましたよ。

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でもね、楽しみ方は人それぞれ。自由に楽しめるのが三内丸山遺跡です。
まさに縄文のデパート、アミューズメントパーク。
ここで見つからないものはありません。
住居もお墓もゴミ捨て場も。なんでもありまっせ。
縄文土器なんか沢山有りすぎて、帰る頃にはそこにあるのが普通、という気がしてくるほどです。

さあ、週末は家族で三内丸山遺跡へ!

■三内丸山遺跡■三内丸山遺跡は日本最大級の縄文集落跡です。遺跡には大型掘立柱建物や竪穴住居などの復元建物があり、縄文時代のムラの様子を体感することができます。隣接する「縄文時遊館」には、三内丸山遺跡から出土した重要文化財約500点を含む総数約1700点の出土品が展示されています。ここから遺跡ボランティアガイドを無料でご利用いただけます。また、体験工房では土偶や勾玉などの体験制作も可能です。

<アクセス>
◎青森市営バス
JR青森駅から「運転免許センター」行き、「三内丸山遺跡」下車(約20分300円)/JR新青森駅からシャトルdeルートバス「ねぶたん号」南口1番の乗り場・左回り乗車、「三内丸山遺跡」下車(約10分200円)
◎タクシー
JR青森駅から約20分(約1,880円)/JR新青森駅から約10分(約1,090円)/青森空港から約30分(約3,880円)/青森港フェリーターミナルから約20分(約1,800円)

プロフィール

キューティーブロンズの縄文のたしなみ

こさぶろう(左) 先川栄蔵(せんかわえいぞう)(右)
1979年3月15日生まれ
青森県弘前市出身
1982年11月22日生まれ
東京都世田谷区出身

2006年、吉本の養成学校「NSC東京」に入学。(NSC東京12期生)
2007年にコンビ結成。東京を中心に、吉本若手芸人が出演する劇場にてネタを披露するだけでなく、芝居(吉本新喜劇、神保町花月)にも出演。
2011年、吉本興業「あなたの街に“住みます”プロジェクト」を機に青森市に移住。
青森市でのねぶた制作・祭り参加、十和田湖でのお笑い遊覧船ガイド・かまくらでのお笑いライブ、鰺ヶ沢町ではわさおとコラボTシャツを作っていただいたほか、昨年夏には「一週間縄文生活」にて縄文人の生活を体験するなど、県内各地での活動を通して青森県の魅力を全国に伝えようと日々努力中。

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