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連載企画

キューティーブロンズの縄文のたしなみ

第2回 亀ヶ岡遺跡にシャコちゃんに会いに行くべし 2013年7月29日

亀ヶ岡遺跡はつがる市にありまして、キューティーブロンズこさぶろうの母親、梅子の生家のご近所なんです。
ちなみに我々と梅子さんとのスリーショット写真がこれです。

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……いや、梅子こんなじゃないわ。これは亀ヶ岡遺跡前の遮光器土偶の石像です。

この辺りの住民は、声を揃えて言います。
「掘ればだっきゃなんぼでも出でくるんだぃやぁぁぁっ」

実のところ、亀ヶ岡は出すぎるほどに出土品が出てくる、が、まだまだ発掘の余地が存分にある…そんな遺跡だそうで。
しかも出土品は保存状態が極めて良好で、芸術性も非常に高いので、江戸時代から国内外で珍重されてきたそうです。だって見てこれ。

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(縄文住居展示資料館「カルコ」の遮光器土偶レプリカ)

シャコちゃん。超かっけえでしょ?
この造形といい文様といい、とても2000年以上前に作られた土偶だとは思えません。
また、このメガネみたいのが宇宙人みたいで神秘的ですねぇ。いい仕事してますねぇ。
実は現代のプロの陶工さんでも、鉄器無しで作るのは不可能に近いと語るそうです。

欲しい!!シャコちゃんが欲しい!!この際レプリカでもいいから!
なんて思ってたら、ななななんと!!売ってましたよ「つがる市縄文館(木造亀ヶ岡考古資料室)」に。

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おっ、これは素晴らしい出来栄え。質感といい重量感といいシャコちゃんそのもの。

うーん、いいねっ。カードも使えるんだな。便利な世の中ですな♪
さてお値段は…
…!?じゅ、じゅうごまんえん!?

…これ買ったらおまんま食べれなくなっちまう…

もう少しお求めやすいのないかしら…と、館内をよくよく見回すと…
ありましたありました。一万五千円のシャコちゃん。おお、安い♪よかったよかったんんん…???これ、安い…のか…?

という事で、とりあえずシャコちゃんゲットは保留することにしました。今はこさぶろうにメガネ掛けて代用しましょ。体型だって似てるんだから。
ほら

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あらやだ…
芋洗坂係長にしかみえない。こさぶろうって超絶に残念な男です。

気を取り直してシャコちゃん探しの旅に出ることになりました。
木造の町で沢山のシャコちゃんと出会えるらしい。

まず木造駅。早速居た!!

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でっけー。まじでっけー。かっけー。でもこれは持ち帰れない!!

おお、こんなところにも。

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マンホールにまでシャコちゃん。これは持ち帰れそうだなぁ…ダメ?うーん。いけず。

駅の中にも。

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街の掲示板だって

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ほんとシャコちゃんの町ですよここ。公園だってほら!

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シャコちゃんの形してるでしょ?当然持っては帰れないけど…

あ、これなら持って帰れそう!

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(シャコちゃんサブレ)

ということで購入。これまたよく出来てます。ようやくシャコちゃんゲット☆250円也。
でも腹減ったからこの場で食っちゃう。いただきまーす。

シャコちゃん、ほんと地元の人に愛されてますな。2000年以上前にシャコちゃんを作った縄文人も、ここまで愛される存在になるとは思ってなかったでしょうね。

そして亀ヶ岡遺跡では近年再び本格的な発掘が始まりました。
新しいシャコちゃんと出会える日も近いのかも…。

皆さんも、自分だけのシャコちゃんをゲットしに行ってみませんか?
とりあえず僕らのシャコちゃんはとってもおいしかった~♪

【”LOVE JOMON”イベント情報】
平成25年8月17日(土)に、JOMON 亀ヶ岡遺跡まつり2013、JOMON 田小屋野貝塚ウォークが開催されます!皆さんぜひ参加してくださいね!
(問)NPO法人つがる縄文の会 TEL.0173-42-2218

■亀ヶ岡石器時代遺跡■
縄文時代晩期の代表的な遺跡で、「しゃこちゃん」の愛称で有名な遮光器土偶のふるさとです。江戸時代から土器が多数出土することで知られており、「亀ヶ岡文化」の名称の由来になりました。大型の遮光器土偶のほか、漆塗り製品やヒスイの玉類なども発見されています。遺跡には遮光器土偶のモニュメントがあるほか、つがる市木造亀ヶ岡考古資料室(縄文館)には出土品が展示されており、見学が可能です。

<アクセス>
◎弘南バス
JR五能線五所川原駅「五所川原駅前」バス停から「五所川原・小泊線」(十三経由)、「亀ヶ岡」下車(約30分900円)徒歩約1分/JR五能線木造駅から徒歩約5分「警察署前」バス停から「十三・小泊」行き、「亀ヶ岡」下車(約20分560円)徒歩約1分
◎タクシー
JR五能線五所川原駅から約40分(約4,600円)/JR五能線木造駅から約25分(約3,430円)

プロフィール

キューティーブロンズの縄文のたしなみ

こさぶろう(左) 先川栄蔵(せんかわえいぞう)(右)
1979年3月15日生まれ
青森県弘前市出身
1982年11月22日生まれ
東京都世田谷区出身

2006年、吉本の養成学校「NSC東京」に入学。(NSC東京12期生)
2007年にコンビ結成。東京を中心に、吉本若手芸人が出演する劇場にてネタを披露するだけでなく、芝居(吉本新喜劇、神保町花月)にも出演。
2011年、吉本興業「あなたの街に“住みます”プロジェクト」を機に青森市に移住。
青森市でのねぶた制作・祭り参加、十和田湖でのお笑い遊覧船ガイド・かまくらでのお笑いライブ、鰺ヶ沢町ではわさおとコラボTシャツを作っていただいたほか、昨年夏には「一週間縄文生活」にて縄文人の生活を体験するなど、県内各地での活動を通して青森県の魅力を全国に伝えようと日々努力中。

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