◎前回のあらすじ
キューティーブロンズは縄文食を試してみることを決意した。それは、縄文をより深くたしなむためであり、昼飯代を浮かせようとか、なんかうまいもんにありつけそう、といった私利私欲によるものではないのである。
ということで10月8日、小牧野遺跡に再び降り立ったキューティーブロンズは、この方と合流したのです。
小牧野マスター児玉さん。小牧野遺跡の管理と研究を生業としてるスペシャリストなのです。
児玉さん「どんぐりを食べましょう」
いやいや、児玉さん。県内の貝塚からは鯛や鮃、牡蠣やホタテや鮪とか猪とかもっとうまそうなもんいっぱい発掘されてるじゃないすか。
どんぐりってそんな貧乏っちいもの食べなくても…
児玉さん「どんぐりの粉って、国産だと1kgで5~6千円くらいで売ってるんだよ」
キューティー「!!!…やります!」
縄文人にとってどんぐりは非常に大切な栄養源でした。
でも、確か、以前食べた時…
渋みが強すぎてペッペッしてしまった…
児玉さん「どんぐりを食べるには幾つかの行程を踏まなきゃいけません」
…それ、前回も言って欲しかったな。
具体的には
①どんぐりを拾い集める
②水に浸けて虫を殺す
③粉砕する
④水に浸けあくを抜く
⑤乾燥させ粉にする
⑥調理
うーん、実に面倒くせえ。
でも、それだけの困難を乗り越えた先には、きっと究極の美味に出会えるはず。しかもなにやら…金の匂いもする…。
こうして二人は、究極のどんぐり料理に出会うべく、どんぐり拾いを始めるのであった。
~続く~