三内丸山縄文発信の会が誕生して、その機関紙「縄文ファイル」を毎月発行することになりました。
小山修三先生(現・国立民族学博物館名誉教授)のアドバイスで、英語の訳をつけました。
なぜ英語なのでしょうか?
小山先生は、「世界に発信するためには、絶対英語だ」と強調されたのです。
結局、この14年間、英語の抄訳つきで、がんばってきました。
それを可能にしたのは、宮本順三くんのおかげです。弘前高校の同級生で、共同通信社の海外支局にも勤務した宮本くんの献身的な応援がなければ、続かなかったと思います。
最初は、試行錯誤の連続でした。
「縄文」をどう訳したらいいのか?
結局、JOMONに落ち着いて、今に至っています。これが、定着しているようです。
ニューヨークタイムスの論説委員から、よい英訳だとおほめをいただいたり、学術論文に、「SMJF(三内丸山縄文ファイル)より」と引用されたり、少しずつ輪を広げています。
縄文遺跡を世界遺産にという気運が盛り上がってきた今こそ、この英訳付の「縄文ファイル」が、活躍する時代がやってきたと思っています。
外国人に、縄文をアッピールするときに最適です。
ところで、「縄文ファイル」は、この10月で、168号を数えます。
その表紙を飾る色彩豊かな写真は、その季節にぴったりの遺跡の表情を的確に届けてくれています。その雰囲気を味わいたい方は、筆者ブログ「縄文ドリームタイム日記」の「英語で縄文」のカテゴリをクリックすると、ご覧になれます。のぞいてみてください。
「縄文ドリ-ムタイム日記」 http://jomonjin.exblog.jp/