七戸町といえば、天王神社のつつじ祭り。
鷹山宇一記念美術館、正月料理のけいらん、
美味しいと有名なNAMIKIのジェラート。
そして何より、二ツ森貝塚ドグ~!!
県内最大級、北海道・東北でも有数の規模を誇る
二ツ森貝塚は、鹿角製櫛(※)が出土したことで有名なんだドグ~!
(※北海道・北東北の縄文遺跡群ホームページ:写真ライブラリ参照(新しいウィンドウが開きます))
この鹿角製櫛のデザインは、何千年経っても
現代人が追い越せないセンスを持っているドグ。
そしてこの二ツ森貝塚は、なんと、
149棟もの竪穴建物跡が見つかった大規模集落だったんだドグ~!!
遺跡へ行ってまず驚くのが、1メートル50センチくらいの
堆積した貝塚の層があって、足下に本当に貝が落ちているところ。
「ああっ! 貝塚って、本当に貝が見えるドグ!!」
って笑っちゃったドグ。
- 貝塚は周りより少しもりあがっていて…
- 白い点々をよーく見ると、貝殻ドグ~!!
「ふお~! これ、縄文時代中期の貝塚って言ったら、
5千年前の貝がらなんだドグ!?」
「貝のカルシウムに守られて、クジラの骨とか
イルカの骨も出てきますよ」
「ふお! あなたは二ツ森貝塚の長老、鎌本義明さんドグね!」
「この辺によくいる名字の『貝塚さん』じゃないんですけどね」
「名字が貝塚って、すごいドグ~!
そうそう! 近くのバス停の名前も、ずばり貝塚だったドグ~!」
「クジラの骨が見つかったってことは、クジラ漁とかしていたんだドグかな?」
「いやア、打ち上げられたクジラのものでしょう」
「ここから海は見えないけど、昔は近かったドグ?」
「縄文海進で海面が高くなり、海水が入りこんだ小川原湖は今よりずっと大きくて、
この辺は岬になっていたんですよ」
「ふお~! だから貝もこんなにたくさん採れたドグね~!」
-
「二ツ森貝塚世界遺産をめざす会」会長であり、
ボランティアガイドも勤める鎌本さん
- 復元竪穴建物では水曜と土曜の週2回、燻蒸作業が行われているドグよ☆
気さくな鎌本さんと別れ、
次は小川原湖の東側に位置する三沢市の早稲田(1)貝塚へ!
ここは北海道・北東北で見ても一番古い貝塚で
約8500年前の貝塚なんだドグ~!
標高15メートルの小高い山に位置しているんだドグけど、
昔はもっと海が近かったんだって☆

早稲田(1)貝塚の貝層
この辺で見つかった貝塚を辿ると数珠つなぎになっていて、
縄文人が貝を食べまくって、点々と貝塚をつくり続けた軌跡がみれるんだドグ。
考古学の研究史上でも重要な遺跡で、
ここでの調査結果が土器編年に使われているんだドグって!
お隣の野口貝塚とあわせて国の史跡指定を目指し調査中で、
今回はなんと、断面(貝層)を見ることができたドグ☆
- 断面を観察すると…
- めっちゃ貝がら詰まってるドグ~!!
- 貝塚前の道路も貝殻だらけドグ
- 落ちてたハマグリは約5cmのビッグサイズ!
ハマグリとかアサリ、シオフキガイが出てるってことは
本当に小川原湖は海水だったんだドグね☆
貝の他にはスズキやイノシシ、ツキノワグマの骨なんかも出てるって
言うんだドグけど、今は山になっててやぶ蚊が出るドグ!
「ひえ~! 貝塚っていうから海が近いと思って油断したドグ!
めっちゃ足、蚊に食われてるドグよ~!
一度に12か所食われてるドグ~!」
そんなこんなで皆さん、貝塚に行くときは長袖、長ズボンと
虫よけスプレーを忘れずにね☆
ドグドグ~!
★ドグ子のお出かけポイント★
二ツ森貝塚の縄文まつり2017(新しいウィンドウが開きます)が、
2017年9月16日(土)11:00~15:00
二ツ森貝塚史跡公園(七戸町字貝塚家ノ前43)で開催されます!
1杯200円の縄文なべ食べに行こうドグ~!(^▽^)/
ドグ子☆