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縄文トピックス

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地域資源を活用した地域活性化に関する講演会 2010年2月18日

地域資源を活用した地域活性化に関する講演会~「世界遺産『石見銀山』と、まちづくり」~

青森県では「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指し行政と県内の各縄文団体等が一体となって世界遺産登録に向けた様々な取組を行っています。

この度、2007年に世界文化遺産に登録された「石見銀山」のある島根県大田市において地域住民が中心となった世界遺産のまちづくりを行っている「NPO法人納川の会」の山崎紀明氏をお招きし、「世界遺産『石見銀山』と、まちづくり」と題した講演会を開催いたします。

世界遺産登録を目指す本県の縄文関係者を始めとして、広く県民の皆様にとってとても興味深い内容を予定しておりますので是非ご家族、お友達をお誘いの上ご参加ください。

参加ご希望の方は、2月23日(火)までに下記担当までお申し込みください。

日時: 平成22年2月25日(木)午前11時~12時

会場: 青森国際ホテル 3階「孔雀の間」

講師: NPO法人納川の会 理事 山崎 紀明 氏

演題 世界遺産「石見銀山」と、まちづくり

申込み方法: 担当あて2月23日(火)まで氏名、所属、連絡先(電話番号等)を記載の上、FAX、電子メールまたは電話にてお申し込みください。参加は無料です。

申込先: 青森県企画政策部企画調整課 担当 畠山

TEL 017-734-9136

FAX 017-734-8029

e-mail hideki_hatakeyama@pref.aomori.lg.jp

【主 催】青森県

「縄文×jomonism ART展」が原宿表参道で開催されました。 2010年2月9日

画像:カフェ

平成22年1月23日(土)~24日(日)に原宿表参道のカフェのイベントスペースを会場として「縄文×JOMONISM ART展」が開催され多くの来場者で賑わいました。このイベントは、今年12月に予定されている東北新幹線の全線開業のプレキャンペーンとして開催された「とことん青森2010in原宿表参道(1月11日~24日)」の一環として開催されたものです。23日、24日は最後の土日ということで表参道での「ねぶた運行」や八戸せんべい汁や黒石つゆ焼きそばなどの「青森ご当地グルメ屋台村」、「とことん青森学講座」など表参道のあちらこちらでイベントが開催されました。原宿駅から続く表参道通りは街灯にフラッグが掲げられ、まさに表参道がまるごと青森県一色となりました。

画像:Jタロー展示スペース

目指す「縄文×JOMONISM ART展」はラフォーレ原宿近くのお洒落なカフェの2階で開催されています。ここは青森の縄文を紹介するコーナーと縄文から影響を受けたアーティストたちによる作品を展示するコーナーがあります。

会場にたどり着くとまず最初に目に入るのが青森県の縄文PRのロゴマークの立体オブジェです。オレンジ色を貴重としたしましまの人形は天井にまで届きそうな圧倒的な高さと何と言ってもカラフルなデザインが目を惹き注目度No.1です。名前は「Jタロー」。JOMONのJにタロー。これまで「しましまくん」や「縄文くん」などさまざま言われていましたが正式に名前「Jタロー」に決定!
画像:Jタロー

【Jタロー】

ひときわ目を惹くその存在感、他人事とは思えないそのシルエットは癒し系。イベントの人気者です。青森に連れて帰りたい!

展示スペースに入り中を見渡すと何らや見慣れない機械がたくさんあり、お客さんは皆その機械を覗いています。その機械は青森県の土偶や遺跡が立体写真や動画で楽しめる3Dビューアです。実はこれが意外と面白いんです。実物を見るよりもよりリアルにそしてより立体に見える感じがします。これまで土偶や土器などにあまり関心の無いと思われる方々も興味津々で見入っているようです。特に3D動画は土偶や遺跡が360°回転するので普段はあまり見ることの少ない土偶の裏側まではっきり見えます。

【土偶の3D写真ビューア】

覗くと土偶が手に取るように立体に見えます。
画像:土偶の3D写真ビューア・土偶一覧・土偶
【土偶や遺跡の3D動画ビューア】

土偶や遺跡が立体に360°回転し、実際に遺跡を訪れたかのような景色が広がります。

画像:土偶や遺跡の3D動画ビューア

【縄文紹介パネル】

「縄文文化」や「青森県の縄文遺跡群」、「三内丸山遺跡」を紹介するパネルを真剣に見入っています。中には縄文についてイベントの担当者に熱心に質問している方も見かけます。

画像:縄文紹介パネル

私たち日本人のルーツがこの「縄文」にあります。そして知れば知るほど奥が深いのが「縄文」。「縄文」についてよく「地下に真実、地上にロマン」という言葉を耳にします。ほとんどの遺跡は発掘調査後に保全のため埋め立てられ普段は直接見ることは出来ません。しかし、地下に眠っていた土偶や土器などの遺物や竪穴式住居跡などの調査結果から数千年前の時を超えて縄文時代はこんな生活が行われてきたのでは、こんなことを考えていたのではなどと想いを馳せることが出来ます。今回のイベントでもそういった部分を感じることが出来たのではないでしょうか。今回のイベントのサブタイトルは「今日、表参道で自分を発掘した。」です。みんな自分の心の中に眠るルーツに迫ることが出来たのではないでしょうか。
画像:ねぶた小屋

この日の夜、表参道通りで「ねぶた」が運行されました。JR原宿駅を出てすぐの明治神宮入口には今夜の出番を待つ全国的に知名度抜群の「ねぶた」がどーんとお迎えしてくれます。数え切れないほどの金魚ねぶたに囲まれた巨大な「ねぶた」の周辺は首都圏からはなかなかお目にかかれない青森の「ねぶた」を一目見ようとする見物客で賑わっています。

【ねぶたの運行】

表参道通りのビルの合間を所狭しと運行する「ねぶた」は多くの見物客を魅了しました。次回は本場青森で勇壮な「ねぶた」をぜひご覧ください。
画像:ねぶた運行のようす

次回は、縄文に共感し影響を受けたアーティスト、美大生たちの作品展をご紹介します。

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